リードジェネレーションとは?BtoBで使える手法・選び方・成果につなげる運用を解説

リードジェネレーションとは、自社の商品・サービスに関心を持つ可能性がある企業や担当者と接点をつくり、将来の商談につながる「リード(見込み顧客)」を獲得する活動です。
新規顧客を増やすために、広告や展示会、テレアポなどに取り組んでいても、「問い合わせや名刺は集まるのに商談につながらない」「どの施策に予算をかけるべきかわからない」と悩む企業は少なくありません。
リードジェネレーションでは、件数を集めるだけでなく、誰と接点を持つか、獲得した情報をどう活用するかを設計します。商談・受注につなげるには、その後のフォローや営業への引き継ぎも必要です。
この記事では、リードジェネレーションの意味、代表的な手法、自社に合う施策の選び方、成果につなげるための運用方法を解説します。
この記事でわかること
- リードジェネレーションの意味と、リードナーチャリング・リードクオリフィケーションとの違い
- 自社のターゲットや営業課題に合うリード獲得手法の選び方
- リード数を商談・受注につなげるためのKPI設計と営業連携の進め方
リードジェネレーションとは、見込み顧客との接点をつくる活動

リードジェネレーションとは、自社の商品・サービスを購入する可能性がある見込み顧客、すなわち「リード」を獲得する活動です。英語の「Lead Generation」をそのまま日本語で読んだ言葉で、従来の営業用語では「新規開拓」に近い意味で使われます。
具体的には、資料請求、問い合わせ、セミナー参加、展示会での名刺交換、広告経由の申し込み、テレアポで得た会話機会などを通じて、将来的に商談につながる可能性がある企業や担当者と接点を持つことを指します。
ただし、リードジェネレーションは単にメールアドレスや名刺を増やす取り組みではありません。自社にとって受注可能性がある企業と接点をつくり、その後の営業活動につながる情報を得ることが重要です。
リードとは何か
リードとは、自社の商品・サービスに関心を持つ、または持つ可能性がある見込み顧客のことです。
BtoBでは、担当者の氏名やメールアドレスだけでは、十分な営業活動につながらないことがあります。少なくとも、次のような情報を把握できると、その後の対応の精度が上がります。
- 企業名・業種・従業員規模
- 担当者の部署・役職
- 抱えている課題や関心テーマ
- 導入を検討する時期
- どの施策やコンテンツをきっかけに接点を持ったか
たとえば、同じ資料請求でも「営業代行の料金資料をダウンロードした企業」と「営業組織のつくり方に関する記事を読んだ企業」では、関心の強さや検討段階が異なる可能性があります。獲得したリードを一律に扱うのではなく、接点を持った背景を確認しながら次のアクションを決める必要があります。
なお、Webサイトを訪れた人すべてがリードになるわけではありません。連絡先や企業情報を取得できていない段階では、一般に「訪問者」や「匿名ユーザー」として扱います。資料請求や問い合わせなどを通じて、後から連絡できる情報を得た時点で、リードとして管理を始めます。
リードジェネレーションの目的
リードジェネレーションの目的は、営業がアプローチできる見込み顧客との接点を、継続的につくることです。
新規顧客の獲得を営業担当者だけに任せると、商談、提案、既存顧客への対応と並行して新規開拓まで担うことになります。特に、検討期間が長いBtoB商材では、すぐに商談化しない企業にも継続して接点を持つ必要があるため、個人の営業活動だけで安定した新規開拓を続けるのは簡単ではありません。
そこで、見込み顧客との最初の接点をつくる活動をリードジェネレーションとして整理し、獲得後の育成や商談化と分けて管理します。どの段階で顧客が離れているのかを確認しやすくなり、広告、コンテンツ、インサイドセールス、営業の改善点も判断しやすくなります。
デマンドジェネレーションにおける位置づけ
リードジェネレーションは、デマンドジェネレーションを構成する活動の一つです。
デマンドジェネレーションとは、見込み顧客の需要をつくり、育て、営業機会へつなげて受注に至るまでの一連の取り組みを指します。リードジェネレーションは、その入口にあたる工程です。
たとえば、SEO記事や広告、展示会によって接点をつくるのがリードジェネレーションです。その後、メール配信やセミナー案内、インサイドセールスによるヒアリングを通じて検討度を高め、営業が提案すべき案件を見極めます。
つまり、リードジェネレーションだけで売上が生まれるわけではありません。一方で、入口となるリードが不足していれば、後工程であるナーチャリングや営業が十分に機能していても、商談や受注の母数は増えません。新規顧客の獲得を安定させるには、入口から受注までを分けて捉え、それぞれをつなげる必要があります。
リードナーチャリング・リードクオリフィケーションとの違い
リードジェネレーションと混同されやすい言葉に、リードナーチャリングとリードクオリフィケーションがあります。
| 活動 | 目的 | 主な施策 | 主な成果 |
|---|---|---|---|
| リードジェネレーション | 見込み顧客との接点をつくる | 広告、展示会、資料請求、テレアポ、セミナーなど | 新規リード・有効リードの獲得 |
| リードナーチャリング | 見込み顧客の検討度を高める | メール、導入事例、セミナー、コンテンツ提供など | 商談化するリードの増加 |
| リードクオリフィケーション | 営業が優先して対応すべき顧客を見極める | ヒアリング、スコアリング、優先順位付けなど | 営業へ引き渡す案件の選別 |
3つの活動は役割が異なりますが、切り離して考えるものではありません。リードジェネレーションで得た情報はナーチャリングの内容に活かされ、ナーチャリングやヒアリングで得た情報は、営業へ引き渡す判断に使われます。
リードジェネレーションが重要な理由
営業が商談・提案に集中できる
新規開拓を営業担当者だけに任せると、商談、提案、既存顧客への対応と並行して見込み顧客を探すことになります。
広告、コンテンツ、展示会、インサイドセールスなどで接点づくりを仕組み化すると、営業は提案や受注確度の高い案件に時間を使えます。
導入時期が先の企業とも早く接点を持てる
BtoBでは、課題を感じていても、すぐにサービスを導入する企業ばかりではありません。
資料請求、セミナー、展示会、記事などを通じて早い段階から接点を持てば、検討が進んだタイミングで商談につなげやすくなります。
受注につながる施策へ投資できる
リード獲得を施策ごとに管理すると、「どの広告から商談が生まれたか」「どの展示会が受注につながったか」を確認できます。
リード数だけではなく、商談化率や受注率まで追うことで、成果につながるターゲット・訴求・チャネルへ予算と工数を寄せられます。
BtoBのリードジェネレーションは、インバウンドとアウトバウンドに分けて考える
BtoBのリードジェネレーションは、インバウンドとアウトバウンドに分けて考える
BtoBのリードジェネレーションには多くの手法がありますが、大きくはインバウンドとアウトバウンドに分けて整理できます。
インバウンドは、顧客側が情報を探しているタイミングで自社を見つけてもらい、問い合わせや資料請求などの反応を得る方法です。SEO、ホワイトペーパー、Web広告、セミナーなどが該当します。
一方、アウトバウンドは、自社からターゲット企業へ働きかけ、接点をつくる方法です。テレアポ、メールDM、手紙、問い合わせフォーム営業などが代表例です。
| 分類 | 主な手法 | 向いている状況 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| インバウンド | SEO、Web広告、資料請求、セミナー、展示会など | 課題を感じ、情報収集している層と接点を持ちたい | コンテンツや導線を整え、顧客からの反応を得る |
| アウトバウンド | テレアポ、メールDM、手紙、問い合わせフォーム営業など | 狙う業界・企業・部署が明確で、能動的に開拓したい | ターゲットを絞り、仮説を持って直接アプローチする |
インバウンドが向くケース
インバウンドが向くのは、顧客がすでに自社の課題を認識しており、解決策を調べ始めている場合です。
たとえば、「営業代行の費用」「インサイドセールスの立ち上げ方」のように、課題やサービスに関する検索が発生している領域では、SEO記事や資料請求コンテンツを整えることで、検討中の企業と接点を持てます。
また、サービスの比較検討に時間がかかる商材では、記事、資料、ウェビナーなど複数のコンテンツを用意し、情報収集段階の企業とも早めに関係をつくることが有効です。
ただし、コンテンツを公開するだけでは成果につながりません。誰のどの課題に答えるコンテンツなのか、読んだ後にどのような行動を促すのかまで設計する必要があります。
アウトバウンドが向くケース
アウトバウンドが向くのは、受注しやすい業界や企業規模、担当部署がある程度定まっている場合です。
たとえば、「従業員300名以上の製造業で、営業企画部門を持つ企業」のようにターゲットを具体化できるなら、企業ごとに課題仮説を立てたうえでテレアポやメールDMを行う方法が考えられます。
新規サービスの立ち上げ直後で、SEOやコンテンツが育つまで待てない場合にも、アウトバウンドは有効です。直接会話することで、ターゲットの反応や課題を早く把握でき、訴求やサービス内容の改善にもつなげられます。
ただし、対象企業を絞らず、一律の訴求で数だけを追う方法では成果が安定しません。誰に、どのような課題仮説をもって連絡するのかを決め、会話結果を次のリスト選定や訴求改善へ反映することが重要です。
インバウンドとアウトバウンドは、どちらか一方だけを選ぶものではありません。短期的にはアウトバウンドで商談機会をつくりつつ、中長期ではSEOやコンテンツで問い合わせの土台をつくる、といった組み合わせも有効です。
BtoBのリードジェネレーション手法|目的別の選び方
短期間で商談機会を増やしたいのか、特定の企業や業界を開拓したいのか、中長期で問い合わせが生まれる仕組みをつくりたいのかによって、優先するリード獲得の手法は変わります。

また、手法ごとに獲得できるリードの検討段階も異なります。比較サイトや検索広告では、すでにサービスを探している企業と接点を持ちやすい一方、SEOやウェビナーでは、課題を整理している段階の企業とも早く接点をつくれます。

ホワイトペーパーや事例資料、LPは、単独で人を集める施策ではありません。SEO、広告、ウェビナー、展示会、アウトバウンド施策で生まれた関心を、資料請求や問い合わせにつなげる受け皿として整えます。
1. コンテンツ・SEOで、課題を検索する企業と接点をつくる

コンテンツ・SEOは、顧客が検索する課題や疑問に答える記事を作成し、自然検索を通じて接点をつくる方法です。
検索テーマには、業務上の課題を調べる言葉、解決方法を探す言葉、サービスを比較する言葉があります。こうした検索意図に沿った記事を用意することで、まだ自社のサービスを知らない企業とも、課題を起点に接点を持てます。
成果が積み上がるまでには一定の時間がかかりますが、検索ニーズに答える記事と資料請求・問い合わせへの導線を蓄積することで、継続的なリード獲得の土台になります。中長期で新規リードを増やしたい企業や、導入前に比較・情報収集されやすい商材に向いています。
記事を作る際は、検索流入だけで終わらせず、記事テーマ、案内する資料、CTA、資料請求後のフォローまでをつなげて設計します。課題を整理している読者にはチェックリストや解説資料を、比較を進めている読者には料金・支援範囲・事例がわかる資料を案内すると、次の行動につながりやすくなります。
確認すべき指標は、検索順位やPVだけではありません。自然検索経由の資料請求・問い合わせ数、有効リード率、商談数、受注につながった検索テーマまで追い、成果が出たテーマの周辺を深掘りします。
コンテンツ・SEOの使いどころ
| 向いているケース | 中長期で問い合わせの土台をつくりたい |
| 主な使い方 | 検索される課題の記事から、資料請求・問い合わせへつなげる |
| 注意点 | 記事数を増やすことだけを目的にしない |
2. ホワイトペーパー・資料請求で、検討初期の連絡先を取得する

ホワイトペーパー、チェックリスト、料金資料、導入事例は、情報収集を始めた企業に詳しい情報を提供し、連絡先を取得するためのコンテンツです。
SEO記事、広告、ウェビナー、展示会後の案内などで興味を持った人に対し、企業名や担当者情報を入力してもらい、資料を提供します。問い合わせのように明確な相談がなくても、検討初期の企業と接点を持てる点が特徴です。
資料のテーマは、読者の検討段階に合わせます。課題を整理している段階にはチェックリストや基礎解説、比較を始めた段階には料金・機能・導入の流れをまとめた資料、具体的に検討している段階には同業界・同規模の事例が向いています。自社サービスの説明を並べるよりも、読者が今知りたいことに答える資料の方がダウンロードされやすくなります。
フォームでは、初回対応に必要な情報を取得します。項目を増やすほど企業情報は詳しくなりますが、入力の負担も増えます。企業名、担当者名、メールアドレスを基本とし、部署・役職・相談内容などは、商材や後続の対応に応じて判断しましょう。
資料請求後は、誰がいつ連絡し、どのような情報を届けるかまで決めておくことが重要です。資料ごとのダウンロード数だけでなく、有効リード率、初回接触率、商談化率まで確認すると、テーマや訴求先を改善しやすくなります。
ホワイトペーパー・資料請求の使いどころ
| 向いているケース | 問い合わせ前の情報収集層と接点を持ちたい |
| 主な使い方 | 記事・広告・イベントから資料請求フォームへ案内する |
| 注意点 | 資料のテーマとフォーム項目を、読者の検討段階に合わせる、サービス説明だけの資料にしない |
3. Web広告・SNS広告で、短期間に反応を確かめる

Web広告・SNS広告は、訴求したい課題やサービスを短期間で届け、反応を確かめる方法です。
検索広告は、すでに解決策を探している企業と接点を持ちやすい施策です。検索キーワードに合わせて、料金資料、導入事例、問い合わせページなどへ案内します。一方、SNS広告やディスプレイ広告は、まだ検索していない企業へ課題を伝え、情報収集のきっかけをつくる場面で活用します。
広告では、ターゲット、広告文、遷移先のLP、案内する資料の内容をそろえる必要があります。たとえば、業務の属人化を訴求する広告なら、LPや資料でも属人化が起きる背景と解決の進め方を伝えます。広告で興味を持った人が、遷移先で同じテーマを深掘りできる状態をつくることが大切です。
クリック数やクリック率だけで成果を判断せず、リード獲得単価、有効リード率、商談化率、受注単価まで確認しましょう。リードの質に課題がある場合は、配信対象だけでなく、訴求内容、資料のテーマ、フォーム、初回対応まで見直します。
Web広告・SNS広告の使いどころ
| 向いているケース | 直近で商談機会を増やしたい、新しい訴求の反応を早く確かめたい |
| 主な使い方 | 検索広告で顕在層へ届け、SNS広告で課題を感じていない層にも認知を広げる |
| 注意点 | 広告文、LP、資料、初回対応で伝える内容をそろえる、クリック数だけで成果を判断しない |
4. ウェビナーで、特定テーマに関心を持つ企業と接点をつくる

ウェビナーは、特定の課題を解説しながら、関心を持つ企業と接点をつくる方法です。専門性や導入効果を短い広告文だけでは伝えにくい場合や、導入に複数部署の理解が必要な場合に向いています。
テーマは、自社サービスの紹介ではなく、参加者が知りたい課題から決めます。「サービス説明会」よりも、「新規商談が増えないときに見直すべき営業プロセス」のように、参加者が自社の状況と重ねられるテーマの方が、参加する理由をつくりやすくなります。
申込時には、企業名・部署・役職に加えて、現在の課題や相談内容を任意で取得しておくと、開催後のフォローに活かせます。当日は、参加時間、質問、アンケート回答、個別相談の希望も記録しましょう。
開催後は、参加者全員に同じ営業メールを送るのではなく、参加テーマや質問内容に応じて案内を分けます。関心度の高い企業には個別相談を提案し、検討時期が先の企業には関連資料や次回のウェビナーを案内します。
ウェビナーの使いどころ
| 向いているケース | 専門性や導入効果を、事例や質疑応答を通じて伝えたい |
| 主な使い方 | 参加者の課題に沿ったテーマで情報提供し、開催後の個別相談につなげる |
| 注意点 | 自社サービスの説明会にしない |
5. 展示会で、複数の企業と短期間に対話する

展示会は、特定の業界やテーマに関心を持つ企業と、短期間で直接会話できる手法です。対面で説明した方が価値を伝えやすい商材や、狙いたい業界の来場者が集まる展示会がある場合に活用します。
出展前には、名刺獲得数だけでなく、「どの業界・企業規模・役職の人と話したいか」「ブースで何を確認するか」「名刺交換後に誰がいつ連絡するか」を決めておきます。狙う来場者像が曖昧なまま出展すると、会話やフォローの優先順位を付けにくくなります。
ブースでの会話では、サービス説明を一方的に行うよりも、相手の状況を短く確認します。現在の取り組み、課題、担当部署、導入時期、資料送付や再連絡への同意を記録できれば、展示会後の対応を分けやすくなります。
展示会の成果は、会期後の初回対応でも変わります。関心度が高い企業には早めに連絡し、当日の会話に触れながら次のアクションを提案しましょう。すぐに商談化しない企業には、関心テーマに合う事例やウェビナーを案内します。
展示会の使いどころ
| 向いているケース | 狙う業界の来場者と、対面で短期間に会話したい |
| 主な使い方 | ブースで課題・担当部署・導入時期を確認し、会期後の商談や再連絡につなげる |
| 注意点 | 名刺交換だけで終わらせない |
6. テレアポ・メールDM・手紙で、狙う企業へ直接アプローチする

テレアポ、メールDM、手紙は、自社から企業へ働きかけて接点をつくるアウトバウンド施策です。検索や問い合わせを待たずに、受注につながりやすい業界、企業規模、部署、役職が見えている企業へ直接アプローチできます。
最初に整理するのは件数目標ではなく、優先する企業条件です。既存の受注企業をもとに、どの業界・規模・部署で成果が出やすいか、どのような変化が起きた企業にニーズが生まれやすいかを整理します。
次に、企業ごとに想定される課題を仮説として置きます。事業拡大、人員の増減、拠点の新設、新サービスの発表などを手掛かりにしながら、相手にとって関係のあるテーマで接触します。テレアポでは、最初からサービス説明を長く行うよりも、仮説が合っているか、担当部署はどこか、再連絡の余地があるかを確認する方が会話につながりやすくなります。
見るべきなのは、架電数や送信数だけではありません。対象企業と接触できた数、有効会話数、資料送付・再連絡につながった数、商談数を追い、断られた理由や担当部署の違いも記録します。
テレアポ・メールDM・手紙の使いどころ
| 向いているケース | 開拓したい業界・企業・部署が明確で、短期で接点を増やしたい |
| 主な使い方 | 企業ごとの課題仮説を置き、電話・メール・手紙を組み合わせて接触する |
| 注意点 | アプローチ数だけを追わない |
7. 比較サイトで、比較検討中の企業と接点を持つ

比較サイトは、サービスの導入を検討し、提供会社を比較している企業と接点を持つ方法です。料金、機能、支援範囲、実績などを比較されやすいSaaS、人材サービス、業務委託サービスと相性があります。
自社サイトの検索流入や認知度が十分でない段階でも、すでにサービスを探している企業へアプローチできる場合があります。一方で、比較サイト経由のリードは複数社へ同時に資料請求していることも多いため、掲載後の対応まで含めて準備する必要があります。
掲載する資料には、対象企業、支援範囲、料金の考え方、導入の流れ、実績、自社が選ばれる理由を含めます。比較検討中の担当者が確認したい情報を先に示すことで、初回の会話につながりやすくなります。
掲載前には、サイト利用者に狙う業界・企業規模の担当者が含まれているか、取得できる情報、同じリードが何社へ送られるか、無効リードの判定条件を確認しましょう。リード数や獲得単価だけでなく、商談・受注につながるかまで見て継続を判断します。
比較サイトの使いどころ
| 向いているケース | すでにサービスを探し、提供会社を比較している企業と接点を持ちたい |
| 主な使い方 | 比較に必要な情報を掲載し、資料請求や問い合わせを受ける |
| 注意点 | 複数社比較を前提に、初回対応の速さと自社の違いを伝える準備をする |
8. 紹介・パートナー・共催施策で、信頼を起点に接点をつくる

紹介、販売パートナー、共催セミナーは、既存顧客や他社が持つ信頼・顧客接点を活かしてリードを獲得する方法です。高単価商材、導入判断に複数の関係者が関わる商材、特定業界で実績が重視される商材と相性があります。
紹介を依頼する前に、「どのような企業を支援できるか」を明確にします。対象業界、企業規模、よくある課題、支援内容、紹介後の進め方を1枚にまとめておくと、紹介元も候補企業を思い浮かべやすくなります。
パートナーや共催施策では、顧客層が重なる一方で、競合しない企業を選びます。共催セミナーでは、双方のサービス説明を並べるよりも、両社の顧客が共通して抱えやすい課題をテーマに設定することが重要です。
紹介後の対応が遅い、紹介元の期待と異なる提案をする、進捗を共有しないといった状態が続くと、紹介の機会は減ります。商談化の可否や結果を適切に共有し、継続して協力できる関係をつくりましょう。
紹介・パートナー・共催施策の使いどころ
| 向いているケース | 既存顧客や協業先との関係があり、非競合の企業と顧客接点を共有できる |
| 主な使い方 | 紹介、販売パートナー、共催施策を通じて、新規企業との接点をつくる |
| 注意点 | 紹介後の進捗共有を後回しにしない |
課題別|リードジェネレーション手法の組み合わせ例
リードジェネレーションは、単一の手法だけで完結させるより、目的の異なる施策を組み合わせたほうが安定します。
たとえば、テレアポは短期間で対象企業へ接触できますが、接点の範囲は架電できる企業に限られます。SEOは継続的な集客の土台になりますが、成果が積み上がるまで時間がかかります。それぞれの強みを役割分担させることが重要です。
| 課題・状況 | 優先する手法 | 進め方 | 最初に見る成果 |
|---|---|---|---|
| 直近の商談数が足りない | 検索広告、比較サイト、テレアポ | 顕在層を広告・比較サイトで獲得し、対象企業へ直接アプローチする | 有効会話数、商談数、商談単価 |
| 特定業界・大手企業を開拓したい | テレアポ、手紙、共催セミナー | 企業ごとに課題仮説を立て、複数の接点をつくる | ターゲット企業との接触数、商談化数 |
| 中長期で安定した問い合わせを増やしたい | SEO、ホワイトペーパー、Webサイト改善 | 検索ニーズに答える記事と、資料請求につながる導線を整える | 自然検索経由の有効リード数、商談数 |
| 既存の名刺・資料請求リードを活かせていない | メール、ウェビナー、インサイドセールス | 関心テーマや検討段階で分け、情報提供と電話フォローを行う | 再接触数、商談化率 |
| 新しいサービスの反応を確かめたい | Web広告、LP、テレアポ | 訴求別に反応を見ながら、会話で課題の有無を確かめる | 有効リード率、商談化率、失注・見送り理由 |
優先順位は、商談化までにかけられる期間と、開拓したい対象企業の明確さで決めます。
直近の商談数が必要なら、検索広告、比較サイト、テレアポを優先します。特定業界や大手企業を開拓する場合は、企業ごとの課題仮説をもとに、テレアポ、手紙、共催施策を組み合わせます。中長期で問い合わせを増やす場合は、SEO、ホワイトペーパー、Webサイト改善を継続します。保有リードが多い企業は、新規施策の前に、過去の名刺や資料請求者を整理し、メールやインサイドセールスで再接触します。
自社に合うリードジェネレーション手法を選ぶ4ステップ
手法を選ぶ際は、「流行している施策」や「他社が実施している施策」から始めません。ターゲット、売上目標、営業体制を整理し、自社の条件に合う方法を選びます。
1. ターゲット企業と、接点を持ちたい担当者を明確にする
最初に決めるのは、「誰のリードを獲得するか」です。
業種や企業規模だけでなく、どの部署の、どの役職の人が課題を感じ、導入に関わるのかを整理します。既存顧客や受注案件を振り返ると、共通する特徴を見つけやすくなります。
たとえば、次の項目を整理します。
- 受注しやすい業種・企業規模
- 課題を持つ部署・役職
- 顧客が困っている具体的な場面
- 導入のきっかけになりやすい出来事
- 導入判断に関わる人
- 受注に至った理由、失注した理由
ターゲットが明確になると、接点を持つ場面も決まります。検索行動が多い層にはSEOや広告、企業を指定して開拓したい場合にはテレアポやDM、信頼が重視される業界には紹介や共催施策が向きます。
2. 受注目標から必要なリード数・商談数を逆算する
リードの目標は「月に何件集めるか」から決めず、受注目標から逆算します。
たとえば、月10件の受注を目標とし、商談から受注に至る割合が20%、有効リードから商談になる割合が約33%、獲得リードが有効リードになる割合が30%の場合、必要な数は次の通りです。

月10件の受注を目標とし、受注率20%、商談化率約33%、有効化率30%とした場合の必要件数を図で示しています。
数値に差が出た場合は、該当する工程を見直します。
有効リードはあるが、商談が少ない
初回対応・ヒアリング・商談化の基準を確認する
商談はあるが、受注が少ない
提案内容・価格・競合対策・ターゲット設定を確認する
獲得リードはあるが、有効リードが少ない
ターゲット・訴求・資料請求後の確認項目を見直す
新しい施策を始める場合は、仮の目標から始め、実績が集まり次第、受注率・商談化率・有効化率を更新しましょう。
3. 商談化までにかけられる期間と予算を決める
手法ごとに、成果が見え始めるまでの期間と必要な費用は異なります。
短期で商談機会を増やすなら、検索広告、比較サイト、テレアポなどが候補です。中長期で安定した集客基盤をつくるなら、SEO、ホワイトペーパー、導入事例、Webサイト改善が中心になります。
予算を決める際は、リード獲得単価だけで判断しません。商談単価、受注単価、社内工数も含めて比較します。
たとえば、リード単価が高い施策でも、商談化率と受注率が高ければ、受注単価は低くなることがあります。反対に、安価にリードを集められても、営業対象外の企業が多ければ、対応工数が膨らみます。
4. 獲得後に対応できる営業・インサイドセールスの体制を確認する
リード獲得施策は、獲得後の対応まで含めて成立します。
資料請求や問い合わせが入った後、誰が対応するのか、いつまでに連絡するのか、何を確認するのかを先に決めます。展示会やセミナーで名刺を獲得する場合も同じです。関心度を分類し、優先順位の高い企業から連絡します。
特に、次のルールを決めておくと、リードが営業活動につながりやすくなります。
- 初回連絡の担当者と期限
- 有効リードと判断する基準
- 商談化の条件
- マーケティングからIS、ISから営業へ引き渡す情報
- すぐに商談化しないリードへの対応方法
- 商談化しなかった理由の記録方法
施策を始めた後は、リード数だけで継続の可否を決めません。商談化率、受注率、対応工数を確認し、成果が出るターゲット・訴求・チャネルへ投資を寄せます。
リードを商談・受注につなげる運用設計
リードジェネレーションの成果は、獲得件数だけでは決まりません。獲得後の対応が遅い、営業へ渡す基準が曖昧、会話内容が引き継がれない。この状態では、良いリードを獲得しても商談や受注につながりません。
マーケティング、インサイドセールス、営業がそれぞれの役割と判断基準を共有し、リードの情報を次の工程へ渡す仕組みをつくりましょう。
有効リードと商談化の定義を、営業・マーケティング・ISでそろえる
最初にそろえるべきなのは、「どのリードを営業対象とするか」という基準です。
マーケティングが資料請求数を増やしても、営業が対象外と判断する企業ばかりなら、商談数は増えません。逆に、営業が求める条件だけを厳しく設定しすぎると、将来商談化する企業との接点を失います。
そこで、リードを少なくとも次の3段階に分けて管理します。
| 区分 | 状態 | 主な対応 |
|---|---|---|
| 新規リード | 資料請求、展示会、広告、問い合わせなどで接点を持った段階 | 獲得経路と企業情報を記録し、初回対応する |
| 有効リード | ターゲット条件に合い、課題や関心を確認できた段階 | インサイドセールスが課題・導入時期・担当者を確認する |
| 商談化リード | 営業が提案を進める条件がそろった段階 | 営業が商談を行い、提案・受注へ進める |
企業によっては、有効リードをMQL(Marketing Qualified Lead)、営業が優先して対応するリードをSQL(Sales Qualified Lead)と呼びます。名称よりも、各段階の条件を営業と共有することが重要です。区分の名称は自社に合わせて変えて構いません。
たとえば、有効リードの条件として「対象業種に該当する」「担当部署または決裁者と接点を持てた」「自社サービスに関係する課題を確認できた」と定めます。商談化の条件には、「導入の背景と検討時期を確認した」「営業との面談に合意した」といった項目を置きます。
条件は一度決めて終わりではなく、商談化した案件の受注率や、営業が見送った理由を確認し、実態に合わせて更新します。
施策ごとに、商談・受注までの数字を追う
広告、展示会、SEO、テレアポなどを同じ「リード獲得施策」としてまとめて評価すると、投資すべき施策が見えません。施策ごとに、リード獲得から受注までの数字を追います。
| 指標 | 確認する内容 | 活用方法 |
|---|---|---|
| リード数 | 新たに接点を持った件数 | 施策の到達量を確認する |
| 有効リード数・有効率 | ターゲット条件や課題に合う件数・割合 | ターゲットと獲得経路の精度を確認する |
| 商談数・商談化率 | 営業との面談につながった件数・割合 | 初回対応や訴求内容を改善する |
| 受注数・受注率 | 商談から受注に至った件数・割合 | ターゲット設定や提案の質を確認する |
| リード単価 | リード獲得にかかった費用 | 施策の効率を確認する |
| 商談単価・受注単価 | 商談・受注の獲得にかかった費用 | 投資の継続・縮小を判断する |
たとえば、展示会経由のリード数が多くても、商談化率が低ければ、集める対象やブースでの会話を見直します。広告経由のリード単価が高くても、商談化率と受注率が高ければ、投資を続ける価値があります。
数字を見る目的は、担当者を評価することではありません。どのターゲットに、どの訴求を、どのチャネルで届けると商談・受注につながるのかを判断することです。
獲得経路と会話・行動情報を記録して引き継ぐ
営業が初回商談で同じ質問を繰り返すと、顧客の負担が増えます。マーケティングやインサイドセールスが得た情報を引き継ぎ、商談では提案の検討に時間を使える状態をつくりましょう。
引き継ぐ情報は、CRMやSFA、スプレッドシートなど、自社で全員が確認できる場所に記録します。

| 項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 獲得経路 | SEO記事、広告、展示会、紹介、テレアポなど |
| 接点の内容 | ダウンロード資料、参加セミナー、閲覧ページ、初回会話の概要 |
| 企業情報 | 業種、規模、所在地、既存の取り組み |
| 担当者情報 | 部署、役職、決裁への関与、連絡手段 |
| 課題・検討背景 | 現在の課題、解決したいこと、比較対象 |
| 導入時期 | 今期中、来期以降、時期未定など |
| 次回アクション | 連絡担当、連絡日、送付資料、確認事項 |
記録の項目を増やしすぎると入力が続きません。初回対応と次の担当者が使う情報に絞り、入力ルールを統一します。
すぐに商談化しないリードは、ナーチャリングへ回す
資料請求や展示会参加の直後に商談化する企業は一部です。今は導入時期が先の企業、課題を整理している途中の企業にも、適切な情報を届け続けます。
たとえば、次のように関心や状況で分けます。
- 料金や支援範囲を確認している企業:料金資料、サービス比較、導入の流れ
- 営業課題を整理している企業:課題別の解説記事、チェックリスト、セミナー
- 導入事例を探している企業:同業界・同規模の事例、導入効果、進め方
- 導入時期が先の企業:定期的な事例紹介、法改正・市場動向などの情報
ナーチャリングの成果は、メールの開封率だけで評価しません。資料の再閲覧、セミナー参加、担当者との会話、商談化まで追います。反応が高まった企業をインサイドセールスがフォローすることで、営業は優先度の高い案件に集中できます。
MAツールでできることと、導入前に整えるべきこと
MA(マーケティングオートメーション)ツールは、リード情報を管理し、メール配信や行動履歴の記録、営業への通知を効率化するツールです。
リード数が増え、手作業でのフォローや情報管理に時間がかかるようになった企業では、MAツールの導入が有効です。ただし、MAツールは施策の代わりになるものではありません。ターゲットや訴求、営業連携のルールを決めたうえで使うことで力を発揮します。
MAツールで効率化できる業務
MAツールでは、主に次のような業務を効率化できます。
- 資料請求・セミナー申込フォームの作成
- リード情報の蓄積と名寄せ
- メールマガジンやステップメールの配信
- メール開封、リンククリック、ページ閲覧などの行動履歴の記録
- 条件に応じたリードの抽出・分類
- 関心が高まったリードを営業やインサイドセールスへ通知
- 施策別のリード数や反応の集計
たとえば、資料請求後に事例資料を案内し、料金ページを閲覧した企業を担当者へ通知するといった流れを設定できます。手作業でのリスト抽出やメール送信を減らし、反応が高い企業への対応に時間を使えます。
MAツールだけでは解決しない課題
MAツールを導入しても、ターゲットが曖昧なままでは、有効リードは増えません。サービスの訴求が弱ければ、メールやLPを自動化しても反応は伸びません。営業が追うべき基準が決まっていなければ、スコアの高いリードを通知しても商談化につながりません。
MAツールの前に、次の項目を決めます。
- どの企業・担当者をターゲットとするか
- どの課題に対して、どのコンテンツを届けるか
- 有効リードと商談化リードの条件
- 初回対応の担当者と期限
- 営業へ引き継ぐ情報
- 施策別に追うKPI
これらが整理されていれば、MAツールは運用を速くし、改善のためのデータを集める役割を担えます。
導入前に決めるべきリード管理・営業連携のルール
MAツールを導入する前に、リードの管理方法と営業連携のルールを決めます。
まず、既存の顧客情報、過去の名刺、資料請求リストなどを整理します。同じ企業や担当者の情報が複数の場所に分かれている場合は、どの情報を正とするかを決めます。
次に、マーケティング、インサイドセールス、営業が、各工程で更新する項目を決めます。全員が同じ項目を入力する必要はありません。担当ごとに必要な情報を記録し、次の担当者が判断できる状態をつくることが目的です。
導入後は、使われないスコア項目や、実態に合わない自動配信を定期的に見直します。ツールの設定を増やすよりも、商談・受注につながったリードの行動を確認し、運用ルールへ反映することが成果につながります。
リード情報を扱う際の注意点
リード情報には、氏名、メールアドレス、電話番号、所属企業、役職などの個人情報が含まれます。集める施策と同時に、取得・利用・管理のルールを整えましょう。
獲得経路と利用目的を明確にする
フォーム、セミナー申込、展示会の名刺交換などで情報を取得する際は、何のために利用するかを分かりやすく示します。
たとえば、資料請求フォームには「資料送付」「サービスに関する案内」「問い合わせへの対応」といった利用目的を明記します。セミナーを共催する場合は、申込情報をどの会社が利用するのか、どのような案内を送るのかも示します。
利用目的を変更する場合は、本人への通知または公表が求められます。個人情報保護委員会のガイドラインを確認し、自社のプライバシーポリシーやフォームの表記を整えましょう。 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」
外部サービスや展示会で得た情報の利用条件を確認する
比較サイト、リード提供サービス、共催セミナー、展示会など、外部経由で取得する情報には、それぞれ利用条件があります。
確認する項目は次の通りです。
- どの目的で連絡できるか
- 自社から電話・メールをしてよい範囲
- 共催先やパートナーとリード情報を共有する範囲
- 第三者提供に関する同意の取り方
- データの保管期間と削除方法
- 配信停止や情報削除の依頼を受けた場合の対応
特に、共催施策では「参加者情報を両社が営業活動に使う」ことを申込時に明示します。外部サービスで得たリードも、契約条件に沿って管理します。
配信停止・問い合わせ対応の窓口を整える
メール配信では、受信者が配信停止を選べる導線を用意します。問い合わせフォームや電話で「今後の連絡を控えてほしい」と伝えられた場合も、対応内容を記録し、営業・マーケティング・委託先を含めて共有します。
リード情報を複数のツールやスプレッドシートで管理していると、配信停止の情報が反映されず、再度連絡してしまうことがあります。情報の管理場所と更新担当を決め、最新の状態を全員が確認できるようにしましょう。
リードジェネレーションに関するよくある質問
リードジェネレーションと新規開拓は同じ意味ですか?
近い意味ですが、リードジェネレーションは「見込み顧客との接点をつくる工程」を指します。
新規開拓は、見込み顧客の発掘から商談、提案、受注までを含む広い意味で使われます。リードジェネレーションは新規開拓の入口であり、広告、展示会、資料請求、テレアポなどを通じて営業対象となる企業・担当者を増やす活動です。
リードジェネレーションとリードナーチャリングの違いは何ですか?
リードジェネレーションは見込み顧客を獲得する活動、リードナーチャリングは獲得した見込み顧客の検討度を高める活動です。
たとえば、展示会で名刺交換をすることはリードジェネレーションです。その後、導入事例やセミナーの案内を送り、課題や導入時期を確認していくことはリードナーチャリングにあたります。
予算が限られる場合、どの手法から始めるべきですか?
まず、すでに持っている接点を整理します。
過去の資料請求、展示会名刺、失注企業、既存顧客からの紹介などを活用すると、新たな広告費をかけずに商談機会をつくれます。そのうえで、ターゲット企業が明確ならテレアポやメールDM、検索ニーズがある領域ならSEOや資料コンテンツを優先します。
一度に複数の施策へ予算を分散させず、目的に合う1〜2施策から始め、商談化率と受注率を見ながら広げましょう。
リード数が増えても商談につながらない場合はどうすればよいですか?
次の4点を順に確認します。
- 獲得している企業・担当者がターゲット条件に合っているか
- 資料請求や問い合わせの後、すぐに連絡できているか
- 初回接触で、課題・担当部署・導入時期を確認できているか
- すぐに商談化しない企業へ、関心に合う情報を届けているか
問題がある工程を特定してから改善します。リード数を増やす施策へ追加投資する前に、既存リードの商談化率を上げるほうが成果につながるケースもあります。
MAツールはリードジェネレーションに必須ですか?
必須ではありません。
リード数が少ない段階では、CRMやスプレッドシートでも、獲得経路・担当者・課題・次回アクションを管理できます。まずは、リードの定義、初回対応、営業への引き継ぎ、KPI確認のルールを整えましょう。
リード数が増え、メール配信、行動履歴の管理、スコアリング、担当者への通知に手作業が増えてきた段階で、MAツールを検討すると効果を出しやすくなります。
まとめ
リードジェネレーションとは、見込み顧客との接点をつくり、営業活動の入口を増やす取り組みです。
成果を出すには、広告や展示会、テレアポなどの手法を増やす前に、次の点を整理します。
- どの企業・担当者をターゲットにするか
- 受注目標から見て、何件の有効リードと商談が必要か
- ターゲットの情報収集行動に合う手法は何か
- 獲得後、誰が、いつ、どの情報をもとに対応するか
- 施策別に商談・受注まで追えているか
短期で商談を増やす施策と、中長期で問い合わせを生む施策は役割が異なります。自社の課題と営業体制に合う手法を選び、リードの獲得から商談・受注までを一つの流れとして運用しましょう。
営業支援メソッド・サービス紹介資料
成果につながる
営業の組み立て方
MUSUBIが実践する、BtoB新規開拓の戦略設計から実行・改善までの考え方と、支援内容・体制をまとめたサービス紹介資料をご覧いただけます。
サービス紹介資料を見る →自社の営業課題について相談したい方はこちら
無料で相談する →

